2014.10.30 韓国訴訟 原告勝訴判決!

10月30日、韓国ソウル中央地方法院(地裁)で、原告勝訴判決が出されました。参加された原告は、金正珠さん、安喜洙さんと息子さん、全玉南さんと娘さん、金啓順さん、李福實さん、金明培さん、李慈順さんの夫・金保俊さん。

報道によれば、不二越は判決を不服とし、控訴する意思を明らかにしています。この間、三菱重工や新日鉄訴訟を見ると、原告勝訴判決が出されても必ずしも賠償につながらない現実があります。
「不二越は私たちが死ぬのを待っているのでしょう。勝利するまで闘います」(金正珠さん)

判決を実効性のあるものにするためには、朴槿惠親日政権と極右安倍政権に対する強力な闘いしかありません。原告と共に闘いましょう。

b0156367_15251039.jpg

                  判決を前に、裁判所入口にて

b0156367_15252587.jpg

                      裁判に臨む原告団

b0156367_15254476.jpg

                  判決後、報道陣が詰め掛ける

b0156367_15255982.jpg

           民主社会のための弁護士会 大会議室にて記者会見

b0156367_15261243.jpg

                        交流会

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                    <原告団の声明>
                  10.30判決に対する声明

本日のソウル地裁における原告勝訴判決は、私たち被害者の受けた苦しみを思えば当然のことである。不二越は控訴せず判決に従え。強制連行、強制労働の責任から逃げることなどできない。

また、韓国司法の判決に対して、企業の後ろで圧力をかけている日本政府=安倍政権を弾劾する。幼い子どもであった私たちを騙して連行し、重労働させた歴史的犯罪を正しいと言ってはばからない日本政府をどうして許すことができようか。

韓国への侵略と植民地支配を正当化し、韓国司法判決を否定する日本政府に対して、真っ向から批判しない朴槿惠政権は、私たち被害者の立場に立っていない。日本での長期にわたる裁判闘争と、続く韓国での訴訟においても、韓国政府は私たち原告に一度たりともねぎらいの言葉すらかけていない。政府に足を運び、解決のための援助を何度も要請したが、誠意ある対応はなかった。判決を受け、改めて政府が私たち被害者の立場に立って、不二越に戦争責任を取らせるために努力することを求める。

今年2月の不二越株主総会で、日本人株主が原告株主に対して「朝鮮へ帰れ」と罵倒した。不二越はこれについて容認している。「内鮮一体」と言って日本に引っ張られ、実際には不二越工場で酷使され、「朝鮮人め!」とののしられ、殴られたことが昨日のことのように蘇る。怒りと悔しさで胸が張り裂けそうだ。不二越と日本が犯した罪は消え去ることはない。私たちの背後には、恨を抱えて亡くなった膨大な日帝強制連行被害者が存在する。私たちは、不二越と日本政府の謝罪と賠償を勝ち取るまで、歴史の証言者として闘い続けることを明らかにし、声明とする。

                                        2014年10月30日
                                        不二越訴訟原告団

  후지코시 근로정신대 원고단 성명

오늘 서울지방법원에서의 원고 승소 판결은 우리 피해자가 겪은 괴로움을 생각하면 당연한 것이다. 후지코시(不二越)는 항소하지 말고 판결을 따라야 할 것이다. 강제연행, 강제노동의 책임을 피할 수는 없다.

또한 한국 사법부의 판결에 대해 기업의 배후에서 압력을 가하고 있는 일본정부, 아베(安倍) 정권을 규탄한다. 어린이였던 피해자들을 속여서 끌고 간 뒤 중노동을 시킨 역사적 범죄에 대해 잘못이 없다며 거리낌 없이 말하는 일본 정부를 어떻게 용서할 수 있겠는가?

한국에 대한 침략과 식민지 지배를 정당화하고 한국 사법부의 판결을 부정하는 일본 정부를 정면으로 비판하지 않는 박근혜 정부는 강제동원 피해자의 입장에 서 있지 않다. 일본에서의 오랜 재판 투쟁과 이어진 한국에서의 소송 동안 한국 정부는 우리들 원고에게 위로의 말조차 한 번 건네지 않았다. 정부를 찾아가 해결을 위한 도움을 몇 차례나 요청했지만 성의 있는 대응은 없었다. 판결을 받고 다시 한 번 한국 정부가 우리들 피해자의 입장에 서서 후지코시에게 전쟁책임을 묻기 위해 노력할 것을 요구한다.

올해 2월 후지코시 주주총회에서는 일본인 주주가 원고 주주에게 "조선으로 돌아가"라고 매도했다. 후지코시는 이를 허용했다. '내선일체'라고 하면서 일본으로 끌고가 실제로는 후지코시 공장에서 혹사당하고 '조센진!'이라며 욕먹고 두들겨 맞은 것이 어제의 일처럼 되살아난다. 분노와 억울함으로 가슴이 미어진다. 후지코시와 일본이 저지른 죄는 사라지지 않는다. 우리들의 배후에는 원한을 안고 돌아가신 수많은 일제 강제연행 피해자들이 있다. 우리들은 후지코시와 일본 정부의 사죄와 배상을 쟁취할 때까지 역사의 증언자로 계속해서 싸워 나갈 것이다.

2014년 10월 30일
후지코시 소송 원고단
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                       <当会の声明>

             不二越は強制連行被害者に謝罪と賠償をせよ!
         株主総会でのヘイトスピーチを容認する不二越を許さない!

1. 強制連行の事実を否定し、原告らの存在さえも否定する悪質な不二越を許さない

不二越は、日本の司法においてさえ認めた、甘言を弄して幼い子どもたちを騙して強制連行し、賃金も払わず強制労働させた事実を一貫して否定し続けている。韓国の裁判においても、「原告の認定」そのものについて争うという原告への冒涜を行った。断じて許すことはできない。時効などの「主張」は、裁判を遅延させるためであり、戦犯不二越の罪を重ねるものだ。不二越は時間稼ぎを直ちに止め、被害者たちに真摯に謝罪せよ!

2.  民族差別・排外扇動は戦争の道
株主総会でのヘイトスピーチを黙認する不二越
世界はヘイトスピーチを扇動する安倍政権=ネオナチ政権の誕生を、強い「警戒と危機感」を持って見ている

2014年2月、不二越株主総会会場で日本人株主が韓国人株主(原告)に対して「朝鮮へ帰れ」と罵声を浴びせた。この20年、被害者たちの訴えを完全に無視した不二越経営陣の姿勢が、この日本人株主の暴言を誘発したのである。不二越は、原告や支援による度重なるヘイトスピーチに対する見解を質す申し入れや抗議に何一つ対応していない。ヘイトスピーチの持つ深刻さを全く理解できないのだ。不二越は、戦前から戦後も変わらず人権感覚がマヒしている。ヘイトスピーチ問題で、不二越は国際社会から孤立し、企業としての致命傷を負うだろう。

 ヘイトスピーチを生み出しているのは安倍政権である
安倍首相を取り巻く右翼の主張は「ガス室はなかった」「南京虐殺はなかった」とまさにヒットラーと同じ。「植民地支配は正しかった」「慰安婦は民間で国に責任はない」「強制連行はなかった」と、自虐史観反対の歴史修正主義を主張している。国際世論の反発があり、「河野談話の見直し」を公式には発表していないが、実際にはウソで、平然と二枚舌を使っている。
今春から教科書にも「独島・釣魚台は日本固有の領土」と記載させた。「日本固有の領土」を主張することは、日本の敗戦で受諾した世界的事実すら否定し、明治以来の領土併合をも正当とするもので、新たな戦争行為そのものである。日本はついに一線を踏み出してしまった。

安倍の言動はこれまでの歴代政権とは違い、国際的秩序を破壊する意志を示している。こうした極右安倍政権に対して国際的に批判が集中しているにも関わらず、マスコミの情報統制により、すでに日本国民は世界から日本がどう見られているのかさえ自覚できないようにされている。
日本は、国連人種差別撤廃委員会からヘイトスピーチに対して強い勧告を受けているが、取り締まる側の責任者である山谷えり子国家公安委員長は、在特会幹部と極めて親密な関係である。在特会幹部とのツーショットが暴露され、国際的に批判が集中している。彼女は「竹島を取り戻さなければ戦後は終わらない」と領土問題に熱心な極右である。山谷だけではない。安倍を始め有村治子女性活躍大臣、高市早苗総務大臣は日本のネオナチである右翼団体の幹部とツーショットを撮って世界的批判を受けている。国際的には考えられない事態である。

こうした思想を持つ安倍政権が、韓国の強制連行訴訟の判決に「従うな」と企業に圧力をかけている。安倍政権は強制連行の事実認定をした日本の司法判決をも否定し、そもそも「韓国併合」についても「植民地支配は正しい」いう立場である。大法院判決で原告が勝訴するなら韓国の判決を不服とし、国際司法に訴えるとまで言っている。

ヘイトスピーチを繰り返す在特会は、極右政権によって励まされ、その代弁者・実動隊として蠢いている。不二越株主総会でのヘイトスピーチ問題は、こうした日本の排外主義の蔓延が表れた問題である。戦犯企業が敗戦において罪に問われず延命し、「強制連行」ではないと、被害者の訴えを20年も無視し続けたことの行き着く先が、日本人株主による「朝鮮に帰れ」発言である。その先には、「在日」居住地域で繰り返される「朝鮮人を殺せ」「鶴橋大虐殺」民族差別暴言に繋がっている。ヘイトスピーチとの闘いとは、深刻に進んでいる日本の右傾化との闘いそのものであり、決して曖昧にしてはならない。

3. 原告と連帯し、戦犯企業と日本帝国主義の再来を許さない民衆の闘いとして勝利まで闘おう
 
 原告ら被害者たちが1990年代、日本を舞台にして始めた戦争責任追及・戦後補償闘争は、韓国内の子どもや孫たちに受け継がれ、韓国内での闘いとして推し進められてきた。この闘いの核心は、日本の侵略と植民地支配責任を問う闘いであり、日本の民衆が再び侵略の加担者となるのかが問われている。私たちは、原告をはじめ韓国の支援者たちと連帯し、共に勝利まで闘う。
                                        2014年10月30日
              第2次不二越強制連行・強制労働訴訟を支援する北陸連絡会

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                    <報道記事から>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141030-00000086-jij-kr
     不二越に賠償判決=元挺身隊らに1億5000万円―ソウル地裁
                           時事通信 10月30日(木)14時33分配信

 【ソウル時事】韓国のソウル中央地裁は30日、富山市の大手工作機械メーカー、不二越に対し、元挺身(ていしん)隊の韓国人女性ら28人に1人当たり最高1億ウォン(約1000万円)、総額15億ウォン(約1億5000万円)の賠償金支払いを命じる判決を言い渡した。韓国で第2次大戦中の徴用被害者に対する賠償金支払いを日本企業に命じる判決は4件目。
 原告らは日本でも提訴したが、最高裁は2011年、強制労働の事実を認めつつも、1965年の日韓請求権協定締結で請求権は失われたとする一、二審を支持し、敗訴が確定。その後、韓国最高裁が12年に徴用被害者の賠償請求権を認める判決を出したことを受け、昨年2月に韓国で提訴した。
 30日の判決は、「被告は12~18歳の女学生らを欺いて強制連行し、軍需工場で劣悪な環境下、危険な労働に従事させた」と指摘。「請求権協定で個人の請求権自体が消滅したと言えない」として、日本の判決を否定した。 
by fujikoshisosho | 2014-11-02 15:48 | 韓国レポート


第二次不二越強制連行・強制労働訴訟を支援する北陸連絡会  連絡先  メールhalmoni_fujikoshisoson@yahoo.co.jp   電話 090-2032-4247 住所 〒090-0881富山市安養坊357-35


by fujikoshisosho

プロフィールを見る
画像一覧

更新案内

3月16日、韓国第三次不二越訴訟の一審判決が出されました。第一次、二次に続き、原告勝訴判決!!

カテゴリ

不二越強制連行・強制労働とは
第二次訴訟年譜
原告の証言
国内での抗議行動レポート
韓国レポート
寄稿
関連1. 第一次訴訟
関連2. 外国籍差別問題
関連3. 原発と不二越訴訟
不二越会社動向
日韓交流
関連動向
出版物の販売
連絡会ニュース
リンク集
企画の案内
問い合わせ

最新の記事

7/29~8/2 韓日青少年..
at 2017-07-23 20:09
大法院判決から5年、不二越訴..
at 2017-06-01 13:30
韓国不二越第3次訴訟一審 原..
at 2017-03-17 11:47
韓国不二越第3次訴訟一審 原..
at 2017-03-17 11:47
株主総会 原告来日 2017..
at 2017-02-24 18:25

以前の記事

2017年 07月
2017年 06月
2017年 03月
2017年 02月
2016年 11月
more...

検索

ブログパーツ

画像一覧

ブログジャンル

法律・裁判
歴史