新植民地主義の打倒を掲げるアフリカ解放闘争2 連絡会ニュース101号(2023.9)
2.西アフリカ情勢を決する「聖戦を掲げるIS」とは何か
(1)ISイスラム国の前身
それは1985年3月、CIAの手で発足した「戦うイスラムネットワーク」から始まった。当時のレーガン大統領は、「ソ連に対する聖なる戦い」を掲げ、国家安全保障決定令166号に署名した。この「イスラム勢力」を政治利用した長い歴史が、ISに行きついた。
1978年-1989年、アフガンの親ソ連政権の要請で、ソ連がアフガンに出兵した。CIAが、イスラム原理主義のタリバンを、ソ連弱体化のために利用できると考え、パキスタン情報部を使ってジャベリンなどの最先端兵器を供与した。最新ミサイルで武装したタリバンは、ソ連軍との山岳戦を行った。タリバンやオサマビンラディンも、米国CIAの対ソ戦略に組み込まれている自覚がなかった。米国は、自国民の血を一滴も流さないで「ソ連崩壊」にまで追い込んだ。イスラム原理主義者は、「米国の代理戦争」を担っているという自覚がないままであった。
(2)イラン・イラク戦争-湾岸戦争
次に、CIAはイラン革命の拡大を阻止するために、イラクのフセイン政権に武器を供与し、イラン・イラク戦争を起こさせた。フセインは米の代理戦争を担い、世界はシーア派とスンニ派の、イスラム世界の内戦だと思い込まされた。ところが、フセインがオイル決済をドルからユーロに乗り換えようとしたことで、米国はフセインを用済みとし、1991年~2003年湾岸イラク侵略戦争を開始した。
「大量破壊兵器を持つイラク」というデマで、イラク国家を全面破壊する国家テロを行った。大虐殺によって、イスラム共同体の精神的・宗教的な規範を全面的に解体した。この苦悩を味わった100万人の中から「イスラム国=IS過激派」が誕生した。これは米欧の歴史的なイスラム侮蔑と迫害の結果による、イスラムの政治利用主義の産物だった。弄ばれ、しゃぶり尽くされ、用済みになれば虐殺されるISとして、「神にのみ帰依し、全てのテロが許される聖戦集団」が生まれた。
ソ連崩壊後にはISの独自性が高まり、イスラム社会のボスニアやチェチェンの共同体を守ろうと馳せ参じ、多くの犠牲を出した。さらに9・11同時多発テロなどを起こすが、これらも結局は、米国の大きな手の内で踊らされていた。
(3)サハラ砂漠を越えた聖戦IS集団
この絶望から世界へ、そして地中海を渡り、アフリカに拡散した。帝国主義がイスラム社会を破壊してIS勢力を生み出したが、彼らISは「堕落しているイスラム農民の生活を破壊する聖戦」を、残酷に一般民衆に実行した。広大なサハラ砂漠はその根拠地となった。砂漠の疾走可能なトラック・悪路を早く走れるバイク・大量の地雷、遠隔操作の武器・手榴弾・迫撃砲と弾丸・小型ミサイル等が、闇ルートでCIAを媒介として入手されていた。アフリカの貧弱な国軍地域を占拠、待ち伏せ殺害する。国軍の基地を包囲して、救援部隊を待ち伏せして、道路には地雷を配置しトラックを爆破している。
(4)アフリカを破壊するIS
西アフリカの難民は、命一つの存在だ。小さい農地があれば、草を噛んでも生きられる。だが、土から切り離されたら、貧困とは違う生死のレベルになる。両親が殺された子どもを生み出す。子どもが学校に行く道路で待ち伏せ、襲撃する。農地に通ずる路に地雷を仕掛け、家を放火する。村を守る国軍は人数が足らず装備も貧弱で、ISに敗北する場合も多い。この戦争が毎日続いている。
(5)国土の3分の1をISが占拠
農地を守り、子どもの通学など社会生活を維持するには、国軍では全く足りず、一般の青年たちが「ボランティア兵」となり、地域の防衛や戦闘に参加している。軍隊と民衆は共同して地域を守っている。このISとの戦いを通じて、帝国主義のアフリカ支配の仕組みを皆が気づいていく。
(1)ISイスラム国の前身
それは1985年3月、CIAの手で発足した「戦うイスラムネットワーク」から始まった。当時のレーガン大統領は、「ソ連に対する聖なる戦い」を掲げ、国家安全保障決定令166号に署名した。この「イスラム勢力」を政治利用した長い歴史が、ISに行きついた。
1978年-1989年、アフガンの親ソ連政権の要請で、ソ連がアフガンに出兵した。CIAが、イスラム原理主義のタリバンを、ソ連弱体化のために利用できると考え、パキスタン情報部を使ってジャベリンなどの最先端兵器を供与した。最新ミサイルで武装したタリバンは、ソ連軍との山岳戦を行った。タリバンやオサマビンラディンも、米国CIAの対ソ戦略に組み込まれている自覚がなかった。米国は、自国民の血を一滴も流さないで「ソ連崩壊」にまで追い込んだ。イスラム原理主義者は、「米国の代理戦争」を担っているという自覚がないままであった。
(2)イラン・イラク戦争-湾岸戦争
次に、CIAはイラン革命の拡大を阻止するために、イラクのフセイン政権に武器を供与し、イラン・イラク戦争を起こさせた。フセインは米の代理戦争を担い、世界はシーア派とスンニ派の、イスラム世界の内戦だと思い込まされた。ところが、フセインがオイル決済をドルからユーロに乗り換えようとしたことで、米国はフセインを用済みとし、1991年~2003年湾岸イラク侵略戦争を開始した。
「大量破壊兵器を持つイラク」というデマで、イラク国家を全面破壊する国家テロを行った。大虐殺によって、イスラム共同体の精神的・宗教的な規範を全面的に解体した。この苦悩を味わった100万人の中から「イスラム国=IS過激派」が誕生した。これは米欧の歴史的なイスラム侮蔑と迫害の結果による、イスラムの政治利用主義の産物だった。弄ばれ、しゃぶり尽くされ、用済みになれば虐殺されるISとして、「神にのみ帰依し、全てのテロが許される聖戦集団」が生まれた。
ソ連崩壊後にはISの独自性が高まり、イスラム社会のボスニアやチェチェンの共同体を守ろうと馳せ参じ、多くの犠牲を出した。さらに9・11同時多発テロなどを起こすが、これらも結局は、米国の大きな手の内で踊らされていた。
(3)サハラ砂漠を越えた聖戦IS集団
この絶望から世界へ、そして地中海を渡り、アフリカに拡散した。帝国主義がイスラム社会を破壊してIS勢力を生み出したが、彼らISは「堕落しているイスラム農民の生活を破壊する聖戦」を、残酷に一般民衆に実行した。広大なサハラ砂漠はその根拠地となった。砂漠の疾走可能なトラック・悪路を早く走れるバイク・大量の地雷、遠隔操作の武器・手榴弾・迫撃砲と弾丸・小型ミサイル等が、闇ルートでCIAを媒介として入手されていた。アフリカの貧弱な国軍地域を占拠、待ち伏せ殺害する。国軍の基地を包囲して、救援部隊を待ち伏せして、道路には地雷を配置しトラックを爆破している。
(4)アフリカを破壊するIS
西アフリカの難民は、命一つの存在だ。小さい農地があれば、草を噛んでも生きられる。だが、土から切り離されたら、貧困とは違う生死のレベルになる。両親が殺された子どもを生み出す。子どもが学校に行く道路で待ち伏せ、襲撃する。農地に通ずる路に地雷を仕掛け、家を放火する。村を守る国軍は人数が足らず装備も貧弱で、ISに敗北する場合も多い。この戦争が毎日続いている。
(5)国土の3分の1をISが占拠
農地を守り、子どもの通学など社会生活を維持するには、国軍では全く足りず、一般の青年たちが「ボランティア兵」となり、地域の防衛や戦闘に参加している。軍隊と民衆は共同して地域を守っている。このISとの戦いを通じて、帝国主義のアフリカ支配の仕組みを皆が気づいていく。
by fujikoshisosho
| 2023-09-27 11:01
| 連絡会ニュース
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